世の中は、実際になってみないとわからないことだらけです。私が、社会人になって一番衝撃を受けたこと。これは、税金の多さです。
支給額を見ればそれなりに豊かな暮らしができそうですが、社会保険料と年金に取られる額面が多すぎて手取りの給与は心もとない…これが今のアラサー世代のリアルな懐事情です。
将来の年金制度を頼りにするな、と政府が言いはじめたこともあり、アラサー世代は金融投資への関心が高い人も多いはず。NISAやiDeCoを活用して資産形成に取り組んでいる人も多いのではないでしょうか?
投資の本来の目的はお金を増やして儲けること。でも、それ以外にもメリットはあります。投資をしなければ得られない学びがありますし、その効果は若者にこそ絶大なのです。
そこで今回は投資について、中でも株をはじめることがどうして新社会人とアラサーにとって良いのか?詳しく解説していきます!
ではさっそく解説していきます!
株がアラサーにめっちゃ効く3つの理由
結論から述べます。
株をするべき理由は次の3つです。
・社会人としての当事者感覚が生まれる
・ロジカルな思考のトレーニングになる
・お金とは何なのかを考えるチャンスを得られる
ではそれぞれについて解説していきます!
社会人としての当事者感覚が生まれる
そもそも株と投資信託の違いとは何なのか?
簡単に言うと、投資信託はいろいろな会社の株が詰まった福袋です。
買った福袋の中身が1枚の洋服であればハズレたときのガッカリ具合は計り知れません。しかし、大半の福袋にはたくさんの商品が詰まっていますよね。つまり、福袋を買えば一部の商品が気に入らなくても、好きな洋服と巡り合う確率も上がりますよね。
つまり、福袋のメリットは(ランダムで1つの洋服を買う場合(めったにないシチュエーションですが(笑))リスクを回避できること。リスク分散にあります。
では、株を選ぶメリットはないのか?もちろん、あります。洋服に当てはめて言えば、当たればデカいということになります。
そのため、自分の感性にどストライクな洋服であるなら当たったときの満足度は間違いなく高いはず。つまり、株のメリットはリスクと反対に大きな利ざやを得るチャンスがあることなのです。
ではここで話を買えます。想像してみてください。
偶然1万円を手に入れたときと、その直後に1万円を失ったときのことを。
このときの喜びと悲しみの感情はどっちが強いと思いますか?
数字でみれば±0なので、感情の重みは同量。どちらか一方が強いことはありえないはず。ですが、私たちはこの場合、失ったときの喪失感が強く感じるように組み込まれています。同程度の衝撃に対して、失ったときのほうがインパクトが大きいのです。
これは、痛みを強く感じることこそが、生き残るために必要な戦略であったから。
物理的な痛みに限らず、失うことの痛みは危機感につながります。危機感を察知することで死を回避でき、私たちの祖先は生き延びてきたのです。だから私たちは損をすることをひどく嫌います。
株はリスクのある投資です。株をすれば、自分のお金を失わないように私たちは一生懸命になるんですよね。だからこそ、損をしないようにあれこれと考えることになります。ニュースによって株価は大きく乱高下するので日々の情報収集はかかせないですし、経済の動向を伺う必要があります。
つまり、株をはじめると損失というリスクと引き換えに、学ぼうとする意欲が湧いてきて、経済や世間のニュースに詳しくなる。結果的に自分の置かれている場所や社会に対する当事者感覚が芽生えていく。社会や経済に対するバランス感覚はビジネスマンや一人の社会人にとって重要なスキルです。
だからこそ、アラサーのいまこそ株をはじめる意義は大きいのです。
ロジカルな思考のトレーニングになる
株はリスクが高い投資です。順調に高騰している株がたった一つのニュースで急落することは決して珍しくありません。
だから未来を見ることができない私たちが一度たりとも損をせずに、株で勝ち続けることは無理難題なのです。
では、全くの当てずっぽうで投資先を選んでいるのでしょうか?それは違いますよね。数多ある選択肢から自分なりに需要や将来性のある銘柄を選ぶはずです。では実際にビール会社の株を例にとって考えます。
ビールの需要が高まるのは、年末年始やビアガーデンが行われる夏。中でも、真夏の暑い日にビアガーデンで飲むビールは最高…加えて、夏のあいだはビールの需要は高いままなので消費量も増えることが想像できる。今年の夏はコロナが5類へ以降するためビアガーデンも再開し、イベントでのビール消費も見込めるのではないか…?
このようにロジックを組み立てて商品を選んでいるはず。つまり、株を購入する際に思考が鍛えられます。自分のもっている材料から思考を組み立てて結論を導きだすトレーニングになるのです。
ロジカルな思考をもって回答を生み出すことは、困難にぶつかったときの問題解決の助けになります。ロジカル思考は私生活でも仕事でも生きる力になるのです。
このようにして、株には論理的思考力を鍛えられるメリットもあるんです!
お金とは何なのかを考えるチャンスが得られる
世の中にはいろいろな企業があります。小売業や飲食チェーン、ゼネコン、製薬会社のようにさまざまです。そしてIT系の好調な企業もあれば、銀行のように苦戦を強いられる産業もあります。
なぜこの差が生まれるのか?これを考えれば社会が求めていることと必要としていないことが見えてきますよね。
社会が求めている企業に共通する指標があります。それが株価です。世間の注目度が高くなり、その企業の成長が見込めれば出資しようと考える人が増えて株価が上昇するのです。
同様に急落している株価にも理由があります。たった1つのニュースで株価は大きく乱高下するもの。最近の例だとスシローの事件が記憶に新しいですよね。店内での迷惑行為がSNS上に投稿され拡散されるとともにスシローの株価は急落しました。
つまり、株価を見ていると社会の株価変動のダイナミックさを身に染みて感じますし、お金というものが激しく動く生き物であり、お金というものの魔力を実感します。良い使い方をすれば、技術の発展の手助けになり社会貢献をもたらしますが、反対にお金に人生を翻弄されてしまう人もいる。パッと聞くと恐ろしいですが、お金について実体験にもとづいた経験を学べるのです。これが株をすることの大きな学びなのです。
つまり株は、お金とは何なのかを考える絶好のチャンスを与えてくれるのです。
まとめ
株で生きる力を養おう!

今回は株をはじめることのメリットについて解説しました。積極的にお金を稼ぐこと、増やすことは大切です。私たち日本人は儲けることを卑しいと感じる傾向があります。でも、まずはその思考を打ち壊さねばなりません。
そして、投資をはじめることが大切。はじめのうちは投資信託で良いですが、余裕が出てきたら株にもチャレンジしたほうがいいでしょう。なぜなら、株をはじめることで身につくスキルは、社会人としても生きてきますし、自分自身の興味関心の引き出しを増やしてくれるから。
株は社会を生きる力を養ってくれます。
だからこそ、新社会人やアラサーのいまこそ、、株にチャレンジする絶好のタイミングなのです。
そしたらまた。
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