収穫の秋、ホクホクの焼き芋やたわわに実ったブドウ、新米がおいしい季節ですよね。
でも秋は人間だけではなく動物たちにとっても大切なシーズンです。冬ごもりをする生き物は冬眠をするために栄養をたくさん蓄えておかなければ越冬することができないからです。
これに際して、人間にとって特に脅威をもたらす生き物は熊です。今年は全国的に熊の出没が多い一年で、人間に危害を与えるような事例も少なくありませんでした。
特に山の近くに住んでいれば、家庭菜園の作物を食い荒らされたり家の前を熊が通ったり、と日々の生活が危ぶまれそうな人もいるでしょうし、もし山で熊に遭遇してしまったら…と思いながらキャンプをすることの心許なさといったらありませんよね。
だから、正しくクマを恐れることが大切なんです。
孫子が「彼を知り己を知れば百戦殆からず」と言ったように、敵のことを知ることは大事で、また相手から見た私たち味方の内容を理解することもとても大切です。
そこで今回は、今までに私が読んだ本の中で、熊についての知識をよく知ることができたオススメの本を2冊紹介します!
オススメの本、2冊はコレ。
クマにあったらどうするか
まず一つ目に紹介するのは「クマにあったらどうするか」という本です。
この本はアイヌ民族の狩人として生きた姉崎等さんという方によって語られていきます。
私は、クマを自分の師匠だと本気で思っています。なぜクマが師匠かというと、クマの足跡を見つけたときにクマを一生懸命追って歩く、そうやって追っていくうちに、山の歩き方やクマの行動などをすべて学んだからなのです。
クマにあったらどうするか p.15
この本はこの文章から始まっていきます。この本で語られる内容は、リアルな山での生活。クマを捕らえるために山に籠もるときの話。山での植物の話などなど…
聞き取りスタイルで話が展開されることで、私たちが普段抱いているような素朴な疑問に対して、アイヌ民族の狩人による実体験をともなった確かな回答が得られるのがこの本のとても良いところです。
クマという生き物がいったいどういう生き物なのかを知りたい人にオススメの1冊ですよ!
神々の復讐
2冊目に紹介するのは「神々の復讐」という本です。
この本の素晴らしい点は、熊に関しての事例をビッグデータをもとにロジカルに解説しているところ。文献を確認するためにわざわざ北海道を訪れ、その地域の町立図書館にまで行き、調べ上げたほどのスゴい熱意で書かれたものなんです。
明治から令和の現代にかけてヒグマ事件の変遷を詳しく解説している圧巻の一冊です。この本は北海道のヒグマ被害に着目した内容なのですが、全国各地で出没件数が増えている昨今に共通する話であり熊の生態を理解するうえで学びが深いな…と感じさせられる一冊ですよ。
熊に関して正確な情報を知りたい人や、学術的に熊事件を読み解きたい人にはこちらの本がオススメです!
まとめ
熊のことをもっと知ろう!

今回は、熊についてオススメの本を2冊紹介しました。
熊が人里に降りてきて、畑を食い荒らしたり、山に入った人へ危害を与える事件が絶えませんよね。
まず私たちが、熊の危害に遭わないためには、相手の出方を知ることが大切。
どうやったら熊は嫌がるのか。熊はどういう行動を取るのか。
誰かに教わるのを待っているよりも、いち早く自衛の意味をかねて知っておくことはとても重要ですよ。
そしたらまた。
☆「クマにあったらどうするか」はKindle Unlimited、「神々の復讐」はAudibleの無料対象です。今なら30日以内であれば、どちらの本もタダで読むことができます。無料期間内なら料金もかからないのでまだ登録がお済みでない方は登録がオススメです!
☆「クマにあったらどうするか」Kinle Unlimited
☆「神々の復讐」Audible