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医療職やめちゃうの?医療従事者の隠れたメリットとデメリットとは?今すぐ取り組める出口戦略はコレ。

あなたは自分の仕事が好きですか?

私は医療従事者として働き始めてから5年が経ち、仕事がよく見えてくるようになりました。

医療従事者になって数年も経つと、働く前のイメージと実態のギャップの差に折り合いがついて慣れてくるころ。教科書で習った医療と現場で行われている医療のズレに悩んだり苦しむこともあります。また20代も終わりが近づいて、急にリアルに自分の人生が迫ってきて「この仕事は自分に適しているのだろうか…」と考える機会が増えます。きっと、誰もが一度は転職を考えるはず。

そこで今回は私の実体験に基づき、医療従事者という職業を次の内容について解説します。

この記事でわかること

・働いてから気づいた医療従事者の隠れたメリット・デメリット

・医療従事者の出口戦略

ではさっそくはじめていきます!

働いてから気づいた医療従事者の隠れたメリット・デメリット

結論から言うと、隠れたメリットとデメリットは次のとおりです。

・職場を変えやすい
・仕事と私生活を両立させやすい
・幸福度が高い

・職域が狭い
・成果報酬が反映されにくい 

ではそれぞれについて解説します!

職場を変えやすい

ツラくても働き続けなければいけない…

これは大多数の社会人が抱える問題です。仕事がしんどくても次の職を探すのが大変ですし、晴れて転職しても今の職場よりも給料が落ちる傾向が強いのが現状。

日本の場合、就職活動において新卒というカードは非常に強いですよね。これは、裏を返すと転職組に優しくないということです。 かつては石の上にも3年。「3年は仕事を辞めるな」とよく言われていました。ですが、今はむしろ3年も嫌な職場にいること自体が損失。ナンセンスだという風に変わってきました。その点において医療職というのは手に職の技術職であるため職場を変えやすい。

正職員で再度就職するハードルが低いこと。これは医療職のメリットです。

今の日本は、少子化。超高齢社会。かつてバブル期には世界2位だった一人あたりのGDPも、今では世界27位。今や隣国の韓国にも抜かれているほど。世界の企業の時価総額トップ50に入っているのも、日本企業ではトヨタだけです。

カタチでは先進国ですが、もはやかつてほど豊かな国ではありません。今後、人口が減ることで内需は減り、海外に進出できない職場は苦戦を強いられるでしょう。そんな中でも、日本に住みつつ職場を変えやすい。また食いっぱぐれることがないことは医療職の強みです。

仕事と私生活を両立しやすい

医療従事者の仕事は、一つの仕事で頭が擦り切れるほど考える機会がほとんどありません。

リハビリは、一日にたくさんの運動をしまくって治療するワケではありませんし、薬剤や治療も一度きりで完結することはほとんどなく、一定期間のサイクルで投薬します。採血検査やレントゲンも定期的に撮影することで治療の効果を見極めますよね。

つまり、時間の経過によって解決がもたらされる要素をはらんでいます。担い手の努力だけが全てではないのです。やることをやったら、もう本人の治癒能力に任せるしかありません。まさに医療には「人事を尽くして天命を待つ」という側面があります

だから仕事には限りがある。標準治療が確立されている今の医療は、夜も眠れなくなるくらい頭を使い倒すようなことはほとんどまれ。忙しいときはあっても、私生活ではちゃんと休めるという医療従事者の特徴があります。

仕事の忙しさと私生活をしっかりと切り分けて過ごせること。公私ともに人生を楽しく両立させられることは医療職のメリットですよ!

幸福度が高い

医療従事者は幸福度が高いと言われています。

それはなぜか?

自己決定権があるかどうかが幸福度を左右する大きな要素であるという結論が出ているから。(2018年 日本経済の成長と生産性向上のための基礎的研究より)

実際のところ、イギリスの調査によると看護師や医療専門職の職業の幸福度が高いことがわかっています。 これは、医療職が自分の決断で仕事をできていることに加え、 専門職種であることにより再就職がしやすい市場であることも関与しているのでしょう。

どんなに高給取りでも幸福度が低ければ、その生活に満足することはないでしょう。生活が満たされていることは、心が満たされるための十分条件ではありません。幸福度の高さがあることで、仕事と私生活を安定させられる点は医療職の紛れもないメリットです。

職域が狭い

医療従事者の問題は職域の狭さ。これに尽きます。一般的な会社員の場合、仕事のジャンルによる制約をほとんど受けないはず。 経理や営業、企画のように身に着けた大枠のノウハウは変わりません。 対して医療従事者の場合は身に着けたノウハウを実践できる場所が限定的です。あくまで病院や医療機関内、拡大して介護施設くらいで通用する程度。 このため、転職となると病院から病院への移動であり、職種を変えることは滅多にありません。 正直なところ、三か所の病院で働いた私の経験からして、病院から病院に移動したとして労働環境大した差はないんですよね。 だいたいの職場が同じような問題を抱えています。一度習得したのノウハウをいつまでも利用できるという点で医療職はメリットですが、どんどんいろんなことに常に何かにチャレンジしたい人にとってすれば、やや味気のない職種であることは否めません。

成果報酬が反映されにくい 

医療従事者にノルマというものはありません。 そのため仕事は平均的で安定していますが、裏腹に業績をしっかりと評価してくれる機会も少ないです。仕事で努力した証が反映されにくいこと。 これはデメリットです。公的な医療機関では給与が勤続年数に応じて、どんどん増える年功序列制を採用しています。ほとんど公務員みたいなもの。実力主義の職場というのはほとんどなく、一部の大学病院でしか見られません。つまり、努力しようがしまいが報酬に跳ね返らないのです

当然、仕事のモチベーションを保つことが厳しくなりますよね。その結果、真面目でデキる人ほど仕事を押し付けられて、割を食わされる傾向にあります。そして優秀な人から順に職場からいなくなっていき、仕事をしない職員だけがしぶとく残る…

これが医療現場のリアルなデメリットです。仕事に対する熱意が自然と冷めてしまうこと。これが医療職の致命的なデメリットです。

医療従事者の出口戦略

ではこれらのメリットデメリットをもとに私たち医療従事者はどうしたらよいのか?

医療従事者の問題点は、自分の身に着けたスキルが医療の現場以外に活用しにくいところです。ですから、出口戦略を考える場合にはまず次の二つの選択肢から選ばねばなりません。

それは、医療と縁を切るか。あるいは医療を活かすか。

究極的にはこれに尽きます。これによって身の振り方は大きく変わっていくでしょう。医療を活かす場合は、大学院進学や大学教員などの道がありますが、人口減少社会かつ、高学歴化が進む現状で打算的な要素だけで進学することは厳しいでしょう。

また医療と縁を切るという点についても難しいです。大学や専門学校に入学した時からコツコツ勉強して身に着けた自分の知識や経験値をさっぱりと手放すことは簡単にはできないから。

これには現状維持バイアスという心理効果が働いています。私たちは、いま手のうちにあるものを失うことに対して強い抵抗があります。リスクを取って何かを獲得するよりも、チャレンジしないで今あるものを失わないような行動をしがち。これが現状維持バイアスなのです。

だからイチかバチかのこの究極の2択に踏み切ることは難しくて当然なんですよね。まして、現状の不況と人口減少&高齢社会において医療は規模を維持できる数少ない産業です。つまり、安定していてかつ食っていけることが保障があります。よって、転職に取り組まなければならないほど追い込まれる可能性がほとんどないのです。

清水の舞台から飛び降りる必要もなければ、絶体絶命のネズミが猫にかみつくほどのシチュエーションにもなりにくい。これはメリットともいえますが、医療従事者の弱みでもある…

では、医療職の私たちはどうすればよいか?それは医療職の特権を最大限に活かすこと。医療職のメリットを活用し倒すべきなのです。

今持っている仕事から離れずに2つ目のわらじを編み出す。

これこそが医療従事者における命題です。わらじは単にお金を稼ぐことだけではなく、居場所を作る意味でもあります。辞めなければ定年までのあいだ、食いっぱぐれることがない医療職が懸念すべきはサードプレイスの確立です。

医療従事者はコミュニティが医療関係者だけで構築されがち。 これって非常にもったいないことなんですよ。いろいろな人との対話の中から生まれる自分について得られる気づきや強みがあります。これは近くにいる仲間だけでは気づきにくいこと。 かえって全くジャンルが違う人と会話をすることで、俯瞰的な目線を獲得することができます。だからサードプレイスはチャンスを産むのです。

閉鎖的なコミュニティになりがちの医療従事者こそサードプレイスが重要。もっと言うとサードプレイスが副業として発展することが好ましい。正真正銘の二足のわらじ になるからです。

とはいえ サードプレイスを簡単に作り出すことは厳しい。そんな中、出口戦略の第一歩として私たちがすべきことは何か?

それは、好きなことを好きなだけやって極めること。もし、楽器が趣味なら楽器を極める。旅行が好きなら好きなだけ旅行してみる。とことんのめり込むことはサードプレイスの糸口になるのです。

でも、のめり込めるものがない人もいるはず。社会人として働いていると、考えることが多くなって自分が本当に好きだったことを忘れてしまいます。そんな人にはぜひブログをはじめてみてほしい。 なぜならブログは簡単に作れる自分の居場所、サードプレイスになるから。

自分のことを話してみる。書いてみたいことを書いてみる。自分が身につけたノウハウを文章にする。誰かがブログを見てくれれば、そこは立派な自分のサードプレイスになります。

そして、サードプレイスと自分の強みを掛け合わせた先に、私たちの出口戦略はあるのです。

まとめ

憂えてる暇なんてない。さっさと行動に移そう!

今回は医療従事者のメリットとデメリットについて解説しました。医療従事者は安定していますが、業種の幅や成果報酬、感情労働を求められることのようなデメリットもあります。

医療機関勤めつつもほかの業種の人との交流を重ねて、自分の強みや自分自身の強みは何なのか?考えること。

これが非常に重要です。自分の持ち味が人生戦略のヒントになるから。自分の好きなことに打ち込み、サードプレイスを築くことが大切です。自分の仕事や現状を憂えている暇はない。悩んでいる暇があったら何にでも取り組んでみて、行動に移したほうが出口戦略を見つける最短経路になりますよ!

そしたらまた。

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  • この記事を書いた人

さとし

病院に勤務するアラサー医療従事者。 趣味は旅行と読書(年間150冊)。 新社会人から30代までの一人暮らしをより豊かに、人生をイージーモードに変えるアイデアを紹介します。 おもに本の紹介や仕事や家事の時間術、おすすめのお金の使い方など。